薬局にて(シライシ)

タイフーン、最近薬臭い話ばかりで申し訳ないのですが、体調崩してるんだよ。だいぶいいけど、あと一歩って感じ。それで今日、薬局に行ってなじみの漢方薬を買いにいったんです。その薬は結構よく効くのですが、そこの店にしか置いていないので、お盆だし、やってないかもなーと思って電話してから行くことにしたんです。それで電話したらおばちゃんがでてきました。それでかくかくしかじか、その漢方薬が欲しいんですが、と説明したら、「ああ、それなら私でも分かるからお店あけておいてあげるから、おいで」と言ってくれて、お盆で休業しているのにもかかわらず、シャッター開けてくれるって言うんですよ。えっ、いいんですか?と思いつつ、お言葉に甘えてすぐにお店に向かいました。歩いて10分位かな。行くとシャッターが半分くらい開いていて、蒸気が昇りそうな暑さの店内で待っていてくれました。それで目当ての漢方薬と、養命酒と、うがい薬を買いました。そのおばちゃんはもうお店は次の代に譲って久しいから、何も分からなくてね、家のものはお盆で旅行に行ってるんですよ、といいながら「暑いところわざわざ大変だったでしょう、これ持って行き。」といって500ミリのペットボトルの水をおまけでくれました。その水は栄養ドリンクなんかが入ってる冷蔵庫になぜか「1本だけ」入れてあったんですけど、冷蔵庫のスイッチが切れていてガラガラの中に入ってたんです。おばちゃんから手渡されてその水を見たんですが、なぜか泥だらけなんです。こ、これは!ひょっとして売り物ではないのでわ!?と思いましたが厚意でおまけしてくれたおばちゃんに「これ、違うよ」と言うわけにもいかず、ありがとう、と言って笑顔で持って帰って来てしまいました。そのペットボトルはほんとに泥だらけで、帰り道ラベルをみたら「賞味期限2001年○月」と書かれていました。私が思うにはこれは店の外に置かれていた猫避けのペットボトルなのではないだろうか。それを店をしまうときに間違ったか、入れとくとこに困ってスイッチの切れた冷蔵庫に入れたということなのでしょう。今、家のじゅうたんの上にそれはあります。間違って飲むと大変なので、捨てなきゃならないのですが、私の体力気力がそこで事切れたため、ほってあります。そのうちほんとに忘れるんだろうなぁ。誰かがこの地雷を踏んで「ぎゃーーー」という叫びにはっと思い出して階段を駆け下りて事情を説明するはめになるのでしょうが、めんどくさいので、今の気分は罪悪感半分、楽しみ半分というところでしょうか。(忘れたころに自分が飲む、というリスクも背負いつつ)