渋谷っぽさ(シライシ)

きのうはライブ観戦。私は知らなかったのですがラウンドテーブルというバンドが出ていて、おお!ザッツ渋谷系!な感じでした。しょっちゅう生み出される新しい言葉や雑誌に躍るコピーに胸ときめかせた古き良き時代のサウンド。渋谷か〜、東京だなぁ。あの渋谷系、と名づけられたジャンルは東京ならではの夢とおしゃれ感をばっちりと表していましたね。ピチカートとかね。「ダンスを踊る」という一見レトロでダサイ感じの言葉も彼らが使うと本当に現実味があって、お兄さんお姉さんたちは毎日クラブでおしゃれして踊っているんだと思っていました。大人へのあこがれみたいな。実はタイフーンの始まりも(遅すぎるけど)渋谷系っぽかったんですよ。で、最初のコンセプトはおしゃれな渋谷系を狙ってたんですがやっぱり嘘偽りで飾り続けることもできず、そのうち地が出て随所に変態性も見受けられ、パンクでちょっぴり骨太な感じに。「ちょっぴり骨太」という言葉のアンバランスさがまたタイフーンだったり。