忙しく本を読む(マサコ)

幼児の頃から中学卒業ぐらいまでは本の虫だった様な気がするんだけど、受験から解放されて以来活字に興味がなくなった。学生時代は当時の彼との会話が苦痛だったためデートのたびに映画ばかり見てた。とりあえず2時間ぐらいは喋らなくていいから。その彼からも解放され映画に興味がなくなった。バイト先の女の子との交流を図るためにドラマを見てた時期もあるけど、やはりその人たちからも解放されてしまいドラマも見なくなった。芸術系の学校に通ってたときは仲間に付いて行くために美術館によく通ったが同じように今じゃそういうことにもあまり興味がなくなった。


まるでなってない現在なんだけれども、物語や芸術に興味を示さない自分に対する後ろめたさもあって定期的に本屋に立ち寄ったりしてる。何か証拠を残すように大して欲しくもない本を買ったりしてさ。まー、そんな感じで後ろめたさの塊がたまってきたのでやはり後ろめたさを原動力に読書を始めた。しかしながら、どの本もあまり興味が持てず10ページほどで飽きては違う本を読んで・・・を繰り返している。そうやって読むと永久に飽きずに本を読み続けられるような気がする。今6冊を回転させてるんだけど、意外とそれぞれのストーリーや論旨をまぜこぜにすることなく整理できてる。興味ない人に読まれてる本ていう境遇はちょっと萌える。