ちょっといい話(シライシ)

今日はさすがに疲れてました。でも昼と夜の仕事の合間に少し時間があったので「そうだ。甘いものを食べよう」と近くのサーティーワンに1人で食べに行ってきました。クレープですよ。アイスクリームがゴテゴテ乗ってて、ジャムがベタベタ塗ってあって、クリームもこってり塗ってあるやつですよ。え、擬音語の使い方間違っているって?いいです。私は美味しかったんですから、今は不味そうに聞こえてもまあ、いいじゃないですか。それで1人で放心状態で(疲れてたから)食べてたら小学生くらいの親子連れがやってきて、男の子2人なんですけど弟がね、手渡されたコーンに乗ったアイスを「落とすよ」とお母さんに言われてたのにもかかわらず、嬉しいものだからウロウロウロウロして食べてて、段差につまずいてやっぱり落としたんですね。子供は大泣きで、お母さんも「だから言ったでしょ!」なんて怒っているのですが、そこへ店員の女の人がやってきて「お姉さんがもう一つ作ってあげるから、泣かないで。その代わりもう、座って食べるんだよ」なんて頭をなでてなだめながら、そう言うんです。私はなんていうか目頭が熱くなってしまいましたよ。いきなり感動ドラマ展開かよ!と思いながらね。その後その子供は何があっても絶対に椅子からお尻を浮かすことなく食べていました。あーゆー取り返しの付かないことをしてしまった、ってことは子供の頃なら誰でもありますよね。うっかり風船飛ばしてしまったとか。私が覚えているのは小さいとき折り紙を折っていて、いっぱい折ったやつが溜まったので、お母さんがじゃまなのでゴミに出してしまったんですね。で、私はその折り紙一つ一つが生きていると思ってたものだから、名前をつけてかわいがっていたんです。で、ゴミ屋さんに持っていかれたと知って泣きながら、トラックを追いかけたんです。待ってー!って。そしたらゴミ屋のおじさん、ゴミの中から、折り紙を探すの時間かかるのに手伝ってくれたんですよ。あれは嬉しかったですね。たぶん幼稚園に入る前くらいのことだと思うけど、よく覚えてます。だから「落としたのは自分が悪いんだから甘やかしたらダメよ」とか言っちゃーだめなんです。その後のフォロー次第で結構思い出に残るものなんですよ。昨日、なぜかライブハウスで鶴を折りながらそんなことを思い出したりしました。