散らない桜。(シライシ)

桜、散らないですね。気温が低いせいなのでしょうか。もうお花見の人も飽きたみたいで、人があまりいません。やっぱり桜というのは「1週間以内にはかなく散らねばならない」のでしょうか。その1週間以内に「雨が降ったり」だの「風邪が強い日があってちょっと心配」だの、イベントが起こるわけですね。マリオがピーチ姫を救い出すために歩く、あの道のように。この場合クリボーやジュゲムが雨や風、あるいは一番良い場所を陣取る他の花見客(ライバル)なのです。結局「見ごろを逃さないように手っ取り早く宴会をする」のが花見というものなのだと悟りました。「綺麗な桜を見る」というよりも「数々の障害を避けつつも良い見頃に桜を見た自分にバンザイ」というイベントなのですよ、花見なんて。だって、桜、まだまだ咲いてるのに。なんかずっと咲いてるからありがたみがなくなってきたんだと思います。まったくしょうがないなぁ。さて、ここで私の登場ですよ。みんなのいなくなった桜の公園、独り占め。夜の公園の石畳を一人歩く私の靴の音が響き渡ります。コツ、コツ、コツ・・・。たそがれる私。つやつやのヘルメット頭。そしておもむろにヘルメットをこすり付けて桜の木、一本一本に丁寧に臭い付け。至福の時ってこういう感じなんでしょうね。誰にも気付かれずに。嬉しいなあ。

さ、曲作らないと。頭おかしくなりそう。