美味しんぼ合戦(シライシ)

はいっ!今日は家族で誕生日祝ってもらいました。実はおばあちゃんも一緒の誕生日なんですよね。そういうことって結構あるようで。365日ぴったり合うって凄いですよね。で、近所の少し高級そうなイタリアンを予約してもらって夕食。しかしながら我々が食べている間、誰も他にお客がいないという、店にとっては絶体絶命のピンチ。今日は金曜だから、ディナー時に客が一組ってやばいんじゃないか。美味しかったんですけどね、結局コース料理なんて今の流行に合わないんじゃないかなーと思ったりしましたね。3000円のコースでそれはそれはお腹一杯だったんですけど、最近は好きなものを何品か注文して取り皿もらって、みんなで分けるっていう方が、雰囲気もラフでいいし、好きなもの食べれるしいいのになーなどと思いました。なんか堅苦しいのが苦手でね、ワインを(誰も飲む人がいないので)一人でがぶがぶ飲んでほぼ一本飲んでしまいました。しかも飲みきれないやつ手に持って帰ってきてしまいました。続き家で飲みます。


で、思ってたんですけど、自分がどこか有名な店のシェフで、店を分けてもらったとしましょう。最初は鳴り物入りでオープンさせるんですが人が来ない。なぜだということで悩んでるんでしょうけど、それをリサーチしてくれるブレーンっていうのがいないんですよね。今は何が流行るのか、とかさ。違う店で凄く流行ってる店っていうのがあって、旦那さんがコックで、奥さんがプロデューサーなんです。旦那は料理を作るだけですが、奥さんは空間プロデュースっていうか、テーブルの材質とか椅子の高さとか、今はどんな料理が好まれるのかとかシビアにチェックするんです。メニューの紙にまでこだわって。それで客の顔も全部覚えていて、少し軽い話とかしてリピーターを増やしていくんですよね。何かそれは凄い努力で、店の雰囲気で食べに来るけど料理のまずいのは嫌だ、みたいなユーザーとぴったり合ってて痛快。そして努力っていうより、奥さんも楽しんでいる感じ。どこどこのエリートシェフだった、っていう専門技術だけで客を期待しているのとはなんか住む場所が違う感じを受けました。「美味しんぼ」の世界より、最近はエンターテインメントの一部っていうほうが受けるんじゃーないんかしらねー。一口食して「こ、これは!?」とかいうの何かカッコワルイじゃないですか。行儀悪く喋りながら「これ美味いなー」みたいなんが好きです。